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    流星ワゴン 
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      JUGEMテーマ:書評

      久しぶりの更新!
      今回は重松清さん著の「流星ワゴン」を拝読致しました。

      ある日、人生に絶望している一人の男性が、真夜中の駅のロータリーで、不思議な親子の
      ワゴン車に乗せられて過去にタイムスリップし、過去を振り返りやり直そうとするお話。
      「父と息子」という微妙な、よく考えれば吹けば飛ぶような関係性を繊細に描写した話です。
      「母と子」に比べると、父親の存在というものはどうしても難しい立ち位置になりがちで、
      時代背景とその心理描写が絶妙です。

      今、私のお腹の中に小さな命が宿っておりまして、けっこうタイムリーなので書評として残したくなりました。
      あえて「母と子」ではなく「父と息子」という関係性が、私の人生では経験できないものなのでこの本はとても新鮮でした。
      逆に、主人に読んでもらったほうがいいかな?しかし、過去はもう取り戻せない。変えていけるのはこれからのことだけ、という点は性別に関係なく普遍的なテーマなのでそこは考えさせられました。年齢と共に、記憶の容量は増えていくので、昔よりも過去を振り返る時間は増えたような気がします。
      こうなっているはずだった…。理想としていた自分像と、現実。
      誰にでもある「後悔」という重たいテーマを様々な角度で見つめ続けるのが、流星ワゴンの面白さです。

      中高生の頃の私は、人一倍負けず嫌いで、早く自立したくて、どちらかというと「勉学」に重きを置くタイプでしたが、18歳を過ぎたあたりから「恋愛」に重きを置くタイプになって、依存心が強くなってしまい、自分自身のやりたいことを封印して生きていたところがあります。色々な理由づけをして、結局、育った環境やお付き合いしていた相手のせいにして「私の人生はこんなはずではなかった、もっとバリバリ仕事してた」なんて、後悔したりして。それってでも、人のせいにしてるし、その生き方を選んだのは他ならぬ自分だし。
      でも果たして、自分の考えだけで、孤独な生活をして、社会的に成功していたとしても今の幸せは手に入っていたのかな?

      …決してそうではないと思います。だから、人生って面白い。

      あと数ヶ月もすれば、私も人の親になります。

      「仕事に生きるか、女として生きるか。」
      現代の女性が頭をもたげがちなのは、この2つの選択肢です。
      特に、学生時代に自己実現に喜びを見出してしまうタイプの女の子は、恋愛と結婚、出産という大仕事も同時にこなさいといけないプレッシャーもあるので、大変だと思います。正直に言って、仕事があまりにも辛いと「結婚に逃げたい」と思ってしまったり、逆に恋愛が上手くいかないと、仕事に逃げたり。そして母親からの「孫の顔が見たい」攻撃。
      そして、出産年齢のリミット。男って、自由でいいなーって、思っちゃいます。

      でもやっぱり、親になること。子孫を残すこと。
      この仕事に代わる大仕事は、滅多にお目にかかれません。
      まず、生物としての「何かを残す」義務は、一応果たすことになります。
      だから、、私の場合、幸せといえるのかも。

      後悔のない人生なんてない。
      みんな、思い通りになんて生きていない。
      いつも、ないものねだり。

      できるだけ後悔のないよう、これからももがいて、あがくのだ。
      最近考える時間が多かったせいか、後悔ばかりが目に付いた。
      とりあえず、このワゴン車から降りて、次に進まなくちゃ。

      | ajiko | 小説 | 20:22 | comments(0) | - | -
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